Yes! Garden
イェス!ガーデンは、超ご機嫌なガーデンワークと、面白い仲間たちと出会える小田原のコミュニティガーデンです。
レモンガーデンでの活動は昨年6月で一旦ピリオドを打ち、現在私はレモンと同じ小田原久野地区の坊所(ぼうしょ、と読みます)にあるイェス!ガーデンのワークに参加してます。今回は、私もパーマカルチャーを学ぶ生徒の一人として、泥んこになりたくてせっせと早起きをして通っています。教えてくれるのは、一作年レモンにもゲストで数回参加してくれたフィル・キャッシュマン。彼をガーデンティーチャーに、20名ぐらいのメンバーたちと、けっこうまじにガーデンづくりに取り組んでいます。
このイェス!ガーデンには、「小さな宇宙をつくる学校」というなんとも素敵なサブタイトルがあります。オフィス4.5のMS.AKADAがつけてくれた名前。そう、イェス!では、おとなもこどもも誰もが生徒になって、小さな、でも大きな生き物たちの宇宙を学んでいるんです。
毎月第二週目の土日がワークデイ、土曜日の午前中にフィルとデイビッド(NAMAIKI)の二人がご機嫌なレクチャーを繰り広げてくれます。そして、ガーデンワークの後は温泉ね。小田原ですから、、、
https://www.facebook.com/yesgarden
アリス・ウォーターズの挑戦、それは学校に菜園をつくり、菜園と教室と、
そして給食とつなぐ学習カリキュラムを学校と恊働してつくったことによって
学校コミュニティを根底から変えたことです。
http://www.nowness.com/day/2011/8/24/1596
カリフォルニア、バークレー市の公立中学校に生まれた学校菜園は、15年の歴史の中で
たくさんのものが育ちました。子どもたちの笑顔、健康、おいしい給食、チャレンジする
意欲、人を思いやる心、自然との身近な関係、生き物を大切にしたいと願う心、先生との
新しい関係、コミュニティに守られた学校の平和・・・・数えきれないほどのたくさんの
希望を学校菜園が生み出したのです。
学校に菜園をつくることはある意味でそう難しいことではありません。でもそれを維持し、
カリキュラムとして発展させていくためにはたくさんの努力と勇気が必要だと
アリスはいいます。
この映像では、6月のある日のエディブル・スクールヤードの様子を美しく紹介しています。
ここに描かれているのは、子どもたちの学校生活のすぐそばにある、
たくさんの生き物たちへのラヴです。
今年エディブル・スクールヤードは16年目の秋を迎えます。
エディブル・スクールヤードHP▶ http://www.edibleschoolyard.org/
text by Hiroko Horiguchi 9/1 2011
とても暑かった2011年の夏(立秋というのにまだまだ暑いですが、、、)
でも7月は少しだけ涼しく、でも6月は初夏とは思えないような暑さでした。
その中で、レモンの作業は行われました。
レモンに集まってくれた人々、とても幸福な時間が流れました。
心地よい労働、おいしいお茶、おいしいスィーツ
みなさん、ありがとう!
セシリアが10月にレモンに帰ってくるとの便りが
冬のシドニーからありました。
昨年、セシリアが残していったアイデア、
スパイラルロックガーデンづくりのワークショップを
行いたいと思っています。このブログで開催内容をアップしますので、
また時々のぞいてください。
秋にみなさんとお会いできればと思います。
text by H.Horiguchi (8/18 2011)
すっきりとした庭がキャンバスのように
思え、何かここで育てたい、とわき上が
る思いがあったのですが、そうしたら
今朝5時に目が覚め、田んぼに棲んでい
るらしいサギのペリカンのような鳴き声
を近くに聞きながら庭に立ち、堆肥づく
りを始めました。
発酵菌を使った、7月のYes Garden http://office-45.com/category/yesgarden/のフィル・
キャッシュマンのコンポストづくりのWSに参加し、とても簡単で賢明なメソッドに感銘し、
早速この庭で応用してみたいと思ったわけです。
午後になり雨、たった18日間で完熟堆肥になるという堆肥の小山の上に被いをかけ、
その上にも雨が降ります。この分だと18日では無理だろうな〜
新潟や福島ではとんでもない記録的な豪雨になって、その同じ雨がこの庭にも降っています。
震災、放射能、豪雨、なんという夏でしょう。
それでも夏休みに入って、元気に遊ぶ子どもたちの声は空に響き渡ります。
どうか、子どもたちが守られますように。福島の子どもたちが守られますように。
東大の児玉龍彦教授( 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ
総合センター長)が満身の怒りを衆議院厚生労働委員会であらわにしています。
「放射線の健康への影響」参考人説明の映像です。こうゆう科学者も日本にいること
が分かって、本当に救われた気持ちになる一方でこうも。
私たちが怒りの感情を抑えることに慣れっこになってしまっているとしたら、
安全な世界は取り戻せなくなってしまうかもしれない、
http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo&feature=youtu.be
text by Hiroko Horiguchi @seed and grow 7/30 2011
yutubeに全編がアップされました。以下でご覧ください。電波の状態で、後半が4分割となったとのことです。音も、不鮮明な所があるとのことです。後半に具体的な対策が示されています。
前半全編
http://www.ustream.tv/recorded/15174985
後半1
http://www.ustream.tv/recorded/15177152
後半2
http://www.ustream.tv/recorded/15177308
後半3
http://www.ustream.tv/recorded/15177356
後半4
http://www.ustream.tv/recorded/15178886
昨日、国学院大学常磐松ホールで行われた河田昌東先生の緊急講演会『チェルノブイリからみた福島第一原発』の後半部がUSTREAMで観られます。http://www.ustream.tv/recorded/15177356
全編については、国際有機農業映画祭 http://blog.yuki-eiga.com/ http://twitter.com/#!/ifof_jpで記録をとっているので、いずれ公開されると思います。
土壌汚染を浄化する菜の花プロジェクトなどを成功させるには、地域の力が必要なこと、汚染が心配される土壌でも植えて食べられる野菜があることなど、放射能とともに生きていく具体的な知恵がいくつも示され、とても有意義な講演会だったと思います。しかし、ひまわりでの土壌浄化には問題があるようです。ひまわりは、種から油は取れますが、菜の花に比べると茎や葉のカサが大きく、木質部分も多く、それらをバイオマス燃料として利用できるかどうかの実証が十分にされていないようで、土壌浄化のためにひまわりを大規模に植えるのは避けたほうがいい、実験程度に留めるべきとの意見でした。
text by Hiroko Horiguchi 6/6 2011
放射能汚染の影で、遺伝子組み換え作物実用化に向けての動きが粛々と進んでいるようです。あらたに、菜種、とうもろこし、綿が遺伝子組換え作物としての申請が上がり、これについて一般からのパブリックコメントを農水省が募集しています。
映画『食の未来』で批判にさらされたモンサント社およびシンジェンタ社、ダウケミカル社が前述の遺伝子組換え作物の菜種、とうもろこし、綿の第1種使用(=開放圃場での商業栽培など)を農水省に申請しています。
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/110523.html
遺伝子組換え作物の危険性は、地域固有の在来種作物た種の多様性を失うことと、小さ
な農家が本来の農業を持続することができなくなること、環境への影響などが大きく語
られています。また、種にさえ著作権をつけてそれを侵した農家が農業を営めなくなる
縛りを与えようとしています。
農水省では、このHPの中で、
農林水産省及び環境省では、今後、ご提出いただいた意見・情報を考慮した上で、
本件の承認を判断することとしております。
と言っています。ぜひみなさんの意見を送りましょう。周辺の農家さんや、安全安心の
食に関心のある方々にぜひお知らせください。
*遺伝子組換え作物と、その危険性について
http://www.yasudasetsuko.com/gmo/faq.htm
*遺伝子組換え食品の危険を追ったドキュメント映画『食の未来 The Future of Food』の紹介映像を以下で観られます。
http://www.youtube.com/watch?v=jNezTsrCY0Q
(text by Hiroko Horiguchi)
久しぶりにCLCAのガーデンスタッフの戸田さんからコール、
レモン再開しましょう、と元気な声。
はい、喜んで。
まずは草を刈って、そして、何を蒔こうか、、、、
それで、今日、赤田さんと話しながら、赤田さんに元気づけられながら、
「ひまわり!」を思いつきました。
そしてこの記事を探しました。
1995年に米ラトガーズ大学のスラビック・デュシェンコフ博士ら旧ソ連出身の
植物学者達が、チェルノブイリ原発から1キロ離れた池で20種類の植物を栽培し、
ヒマワリがセシウム137を根に、ストロンチウム90を花に蓄積することをつきとめた、
という研究報告がある(日本テレビ系(特命リサーチ 200Xより)。
30年以上かかる土壌の放射性物質の除去までに30年以上はかかると言われる場所でも、わずか20日で95%以上 を除去したという記録が残っている。
とか。戸田さん、どうでしょう?
ひまわり畑をつくってみませんか?
事前に土壌調査をして、効果を確かめられるといいですね。
種を取って、油を絞って、バイオ燃料のテストをする、
みたいなことできないかな〜
それにしてもかなり大量のひまわりの種が入りますね。
どなたか情報あったらおしえてください。
ちなみにひまわりの種の蒔き時は5月中旬〜6月中旬、
時期的にもちょうどいいです。
種をまく、やっぱりわくわくします。
text by Hiroko Horiguchi
少し、小田原のことが書きたくなりました。
小田原という地名は、古代の言葉でオダパラが語源だそうで、それは災害の多い場所を表す言葉だと、ずいぶん前に本で読んだことがあります。そうゆうことを、かの二宮金次郎さんは知っていたのでしょうか? 酒匂川の氾濫に心を砕いた金次郎さんは物知りだったから、薪を集めながら読んだ本の中にそのことが書いてあったかもしれないですね。
金次郎さんが生まれた栢山集落は、私の実家のある飯田岡から歩いてすぐのところにあります。実家に帰ると私は足柄平野を潤す狩野川を飯田岡から栢山あたりまで土手沿いを散歩しながら、今も残るのどかな農の風景に心を休めます。
かつては一面の水田でしたが、今は住宅地が押し寄せ、風景はずいぶん変わってしまったけれど、それでもまだまだ農家の自給田や畑で鍬を振るう姿を多く見かけます。そうした農風景のなかに、めっきり増えたのが休耕田を利用しての市民農園です。
私は、畑や市民農園を見るのが好きです。畑観察家と自分のことを呼びたいくらい、たくさんの畑を見に歩いています。市民農園は、そのほとんどが小さく区画されたものが多いですが、でも、飯田岡の貯水地近くにある市民農園には柵で区切らないまま、かつての田んぼの畔をそのまま残した市民農園があります。狩野川から水路を引いた小川がさらさらと流れ、春夏秋冬でうつろう美しい農の風景があります。人が食べるものをつくる営みほど心やすらぐものはないなあ、といつも思います。
この写真の風景は、春の陽光に照らされたなんでもない日の記憶です。撮影したのは2年前。大根の花が満開でした。ご主人の農作業をじっと見つめる,愛犬が菜の花の中でとてもかわいかったです。
今年、レモンガーデンのメンバーでもあり、東工大で自給自足できるエネルギーシステムを研究する松本吉彦さんによって、CLCAが管理する久野のみかん山の中にある小田原市民農園(レモンガーデンもここにあります)の道具小屋に小型の太陽光パネルが取り付けられました。これによって、小屋に電気が灯り、夕方暗くなってからの作業がラクにできるようになりました。菜園づくりでも、電気の恩恵はやっぱりありがたいものです。それにはやっぱり、自然エネルギーですよね。
ところで、ソフトバンクの孫氏は「今年自然エネルギー財団を設立する」と宣言しました。太陽、風、地熱エネルギー、バイオマスなど、安全でクリーンで公平なエネルギーを私たちが選べる社会をつくりたい、本当にそう願います。▶自由報道協会主催 孫 正義 記者会見http://www.ustream.tv/recorded/14195781 こうした自然エネルギーを地域で促進する上で最も必要なのは、市民の強い要望です。そこで、ひとつ頼もしい支援を名乗りあげた銀行があります。東京品川区に本社をおく城南信用金庫http://www.jsbank.co.jp/は、脱原発に対して預金、融資の優遇処置を金融商品につくりました。http://www.asahi.com/business/update/0429/TKY201104280740.html こうした企業の勇気ある宣言がもっと増えてくれたら、市民にとって、持続可能な未来のビジョンが身近なものになる可能性は高まっていくと思います。節電だけでなく、脱原発エネルギーについてももっと考えたいものです。
近日、小田原で、松本吉彦さんの「地域で自給自足するエネルギー」講座を企画したいと思います。また詳細、このブログでお知らせします。
文/堀口博子(菜園学習研究室シードアンドグロウ)