「If they cook it, they will eat it-料理をすれば、嫌いな野菜も食べちゃう」と呼びかけるのは、
カリフォルニア州バークレー市立ル・コンテ小学校の食育授業です。
バークレー市教育委員会では、バークレー市の全小学校で菜園クラスとキッチンクラスを
行うために、ガーデンティーチャーとキッチンティーチャーを雇用し、派遣しています。
同市では、菜園クラス、キッチンクラスを結んだ食育授業を
ランチプログラムと呼んでいます。学校給食が、子どもたちの食を変える
大きな役割になると考えるプログラムです。そして、さらに
理科や算数や国語などの教科と菜園とキッチンをつなぐカリキュラムをつくり、
体験的に学習することを教育委員会では奨励しています。
日本で例えるなら、先生と管理栄養士さんがコラボレーションしながら、
子どもたちに食べることを必修教科として教える新しい学習スタイル、
そんな風に観ることができるかもしれません。
ル・コンテ小学校で料理指導しているのはキャシーさんとブレナさん、
二人は、放課後の時間を利用して、未就学児童を含めた子どもと
その親ごさんのためにシンプルで簡単でおいしい料理を教えています。
学校菜園でハーブを摘み、それをつかったパスタサラダと
トマトスープをつくるのがこの日のレシピ。
この二人の活動は、家で料理をし、家族で食卓を囲むことが少なくなってしまった現代の家庭で、
子どもと親が一緒に料理をするきっかけに少しでもなれば、と始めたそうです。
ビデオはその親子食育授業の模様を伝えています。
text by Hiroko Horiguchi 2/5 2011.
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