2010年6月19日(土)
CLCA(NPO法人:子供と生活文化協会)の人たちと一緒に
小田原の丘の上にコミュニティ・ガーデンをつくることになりました。
これまで人が住んでいる場所から遠く離れてあるコミユニティー・ガーデンで
上手くいったものをあまり見たことがありません、
私は通常、庭のオーナーが料理したり、食べたりする1m以内の至近距離にある
ガーデンのデザインしかしたことがなかったので、、、ちょっと心配。
でも、CLCAにはゆたかな人材と愛情がたっぷりあるので、
この海を臨む傾斜した魅力的な土地に、
たくさんのエネルギーをこの場所に注ぎ込む時間と愛はきっと報いられると信じて、
私はレモンプロジェクトに参加することにしました。
この日は、わたしの描いたコミュニティー・ガーデンのデザインイメージを
CLCAのみなさんに見ていただくために小田原へ行きました。
そしてこれからつくるコミュニティー・ガーデンで取り入れたい
(そして、取り入れてはいけない)世界にある最高の(そして最悪の…)
コミュニティー・ガーデンを紹介するレクチャーをしました。
この日はガーデンワークをする予定はなかったのですが、
とてもすてきな参加者の方たちばかりだったので、
(伝説のファーマー石綿さん、そして知恵者で豊富な資源を大切にしている
ファーマー穂田さんもその中にいました!)
ワークショップは、本当にごく自然と行われることになりました。
ガーデンをつくるときに最初にすることは…。雨乞いダンス?
でも実は、それはとても乾燥しているオーストらリアでの話、、、
ここ日本では既に梅雨の季節に入っているので、
そんな必要はないのでダンスは省き、
すぐにガーデンをつくる予定区域をデザインマップのように
体をつかってマッピングしていきました。
でも、この作業がまるでダンスのようでした!
もう一度デザインを庭の中で考え直しました、
すでにある木、人々が自然と腰をかけて座ったりする場所、ぼーっとできる場所、
人はだいたい何歩くらいの幅で歩くだろうか、、、とか、体で計って場所のデザインを始めました。
頭でだいたいのデザインをしたら、今度は、
小道のカーブを紐と細い竹の棒を使って何度も試行錯誤してマーキングして、
そしてもう一度少し離れたところから見て、観察して、また見て、これじゃダメ。
またやり直しして、少し良くなったと思っても、でももう一度、
ていう感じでデザインを決めていきました。
ものづくりは、トライ・アンド・エラー、ゆっくり、こんな感じでやるのがいちばんいいんです。
*この記事はセシリアさんのブログ「Dream of Balcony」より翻訳したものです。翻訳/ユミ・モナ・クマタ
これがLEMONの完成予想図です。