鎌倉の小町通りからすぐのところに『湘南倶楽部』http://www.shonanclub.com/
というヌーヴェル・フレンチのレストランがあります。先日、このレストランの
オーナーシェフの石田憲子さんにお会いするためにレストランを訪ねました。
そこで、思いも寄らぬおいしい食事をごちそうになってしまいました!
それが、これ。鎌倉近郊の有機農家が栽培する在来種の根菜をたっぷり
使ったスープでした。
スープといっても、これは蒸した野菜のエキスを味わうものなので、
スープの量はほんの少し、でもこのエキス、とんでもなくおいしいのです!!!
ピンク色しているのは、材料の紅心大根から滲み出た赤色、とろ〜りとした食感が
すばらしく、岩塩だけで味付けされた絶品でした。冬野菜の大根、かぶ、人参それぞれ数種を
堪能しました。人参は京都在来の金時の赤とフランス原産のイエローキャロットの2種、
おしゃれですね〜 ところで、
石田さんがこの一皿にほどこしたフィニッシュ、フェンネル一枝を、冬野菜たちに
かけたブランケットのように豪快に載せたのには驚きました! 凄い、石田さんの
類い稀な料理人魂をこのシンプルな一皿がすべていい尽くしているように思えます。
ぜひ、この冬、みなさんも足を運ばれてください。そして、小田原でも、小田原産
の野菜でつくる料理をもっと探したいと思います。どなたか、知っている方がいた
らおしえてください、情報、お待ちしています。[email protected]まで。
text by Hiroko H.